スタッフインタビュー第14弾 髙木さん

 こんにちは、なにわの里の小池です。スタッフインタビュー第14段となります。

 氏名:髙木 清輝(たかぎ きよてる)

 所属:児童支援係(きっずサポートなにわ)

 - 髙木さんはニュージーランドで幼児教育について学ばれていたそうですが、なぜニュージーランドに??

 いろいろな人の考えを吸収したいなという思いがあり、ワーキングホリデーの制度を使ってニュージーランドに行きました。1999年当時、カナダとオーストラリアとニュージーランドの3か国しかワーキングホリデーの制度は使えなかったんです。カナダは抽選で落ちてしまって、オーストラリアとニュージーランドのどちらかとなったときに、よりのどかなニュージーランドがいいなと。

 ニュージーランドで土産物屋のアルバイトをしていたときに、オーナーのおやじさんから「うちの子どものベビーシッターをお願いできないか?」と頼まれたんです。結構やんちゃな子だったんですが(笑)、それが楽しかったんです。もともと幼児教育には関心があり、子どもも好きだったので、この分野で仕事をしたいなと思うようになりました。それで、ニュージーランドの専門学校のようなところに行くようになったんです。

 - そうだったんですね。以降、たくさん学ばれて最後は心理学の大学院に行かれていますが(ニュージーランドの!)、ここまでやろうと思ったのはなぜだったんでしょう?

 保育士として勤務する中、なかなか関わり方が難しい子どもがいて、自分がこれまで学んできたことでは対応が難しいなと感じました。心理学について学ぶことで、また違った対応ができるのではないかと。
 あと、ちょうど同時期に日本で東日本大震災があり、多くの子どもたちがトラウマを抱えてしまったと聞きました。そういったことにも携われたらと思ったのもあります。

 - ニュージーランドの療育と日本の療育で、違うところはあるんでしょうか?

 違うと言えば子ども一人ひとりで違ってくるので、ニュージーランドだからどうこうというのはないかと思います。ただ、ニュージーランドの方が福祉の制度や文化が進んでいるなとは思います。

 - その後、日本に帰国されて、なにわの里に来てくれることになったわけですが、ニュージーランドでそのまま働こうとは思わなかったんでしょうか?

 思わなかったことはないのですが、やはり言葉の問題はあったかと思います。日常生活は問題なかったのですが、例えば自閉症の子どもに言語指導をする時、うまく指導できなかったり・・・ということはありました。羊(sheep)という単語を子どもに教えていたとき、上司や同僚が「shのところがうまく言えていないね」と話していたことがありました。sh ・ th ・ f など日本語にない発音がうまく教えられなかったんですね。

 - 日本に帰ってきて2年半(当時)、髙木さんが変わったことはありますか?

 変わったこと・・・、かどうかは分かりませんが、ニュージーランドにいたころはわりとおおらかに働いていたので、日本の勤務文化のようなものに合わせるのは若干苦労したかなとは思います。

 あと、ニュージーランドでは仕事で必要なことはかなりストレートに言い合っていました。そこはやっぱり日本と違うところかとは思います。
 でも、きっずサポートでは、悩みも楽しい話もマジメな話も言わせてもらっていて、とても助かっています。

 以上、髙木さんのインタビューでした。小池はいろいろな部署にちょこちょこ顔を出すのですが、きっずサポートの部屋に入ると、ほぼ毎回髙木さんが小ボケ・小ネタを披露しているorそれに対して誰かが突っ込んでいるという風景が見られます。見られなかったら、あれ何かあったんかな、大丈夫かなと思うくらいです(笑)。明るいきっずサポートの雰囲気を生み出すエンジンである髙木さん、これからも小ネタの精度を高めていかれることを期待しております!(小池)

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