- 福祉の仕事に就こうと思ったのは?
大学が福祉系の学部だったのですが、もともと子どもが好きだったんです。子どもと関われる仕事をしたいなと思っていました。
- そんな浅野さんが障害分野にいこうと思ったのはなぜだったんですか?
ボランティアサークルに入って、いろいろな現場を体験させてもらいました。その中でも、障害のある子どもと関わるのが楽しかったんです。その経験もあって、障害分野の仕事に就きたいと思うようになりました。
- その中でなにわの里に就職したのは?
実習やボランティアで自閉症の方と接する機会があり、その支援についても関心がありました。なにわの里に見学に来て、とてもしっかりした支援をしていると感じて、ここで働いてみたいなと思うようになりました。
- 仕事をしていて「しんどいな…」と思うのはどんなときですか?
解決しなければならない問題に対して、どう対処していいか分からないときがしんどいですね。ある利用者さんの状態が悪い、何かアプローチをしないといけないのにそのアイデアが出ない、そんなときですね。
- では、この仕事のやりがいは何ですか?
さっきのしんどいことの続きみたいになるのですが、支援の結果、問題が解決したときに「やっていてよかったな」と感じますね。
- 7年の中で一番思い出深い支援は?
ある利用者さんの帰宅時の支援をしたのですが、結果としてはうまくいかなかったんです。結果もそうなのですが、自分自身「途中で止まってしまった」という思いがあります。支援を続ければ、もしかするとうまくいったのではないか、自分の姿勢が甘かったと感じました。そういったことを繰り返さないように、「支援し続ける」ということを大切にしたいと思います。
以上、浅野さんのインタビューでした。入職一年目から今まで、支援に対する真摯な姿勢は全く変わりません。「優しさ」と「真面目さ」、それが浅野さんの持ち味だと小池は思います。