≪スタッフ 内部研修≫

今年で3年目となりました、ABA(応用行動分析)実践研修。外部講師の方に来て頂き、現場のケースを取り上げてABAの視点から支援を進める、という実践形式の研修となっています。

先日発行いたしました「支援実践事例集2018-2019」でも、この研修で扱ったケースを掲載しています。執筆したスタッフが話していた中で印象に残っているのが、「現場の中でも、『この行動の持つ機能は何だろう?』と考えるようになった」という言葉です。

現場においては、激しい行動に対してパッと反応しないといけないことがあります。それはそうなのですが、「その行動の持つ機能」を考えることがとても大切だと感じます。

例えば、AさんがBさんを押そうとしていたとして、すぐに止めなければなりません。ただ、その後で「Aさんは何を目的にBさんを押そうとしたのか」を考える必要があります。Bさんの声が大きくてあっちに行ってほしかったのか、いつも自分がいるところにBさんがいてどいてほしかったのか、それを考えることで、「その場しのぎでない対応」を検討することができます。

日々忙しい現場においては大変なことではありますが、実践研修で学んだ知識を活かして、地道な支援を進めていこうと 思います。(小池)

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