📖実践事例集の役割📖

 なにわの里では数年に一度、実践事例集を作成しています📕自分たちが行った支援を文章にして、それを集めて一冊の本にして、外部の方に読んで頂きたいという気持ちで書いております🌞

 私は最後の文章校正というような役割でここ数回は携わってきたのですが、今回作業をしながら、事例集の持つ意義を考えることがありました。

 
 ネタバレになるので詳しくは書けないのですが(笑)、先輩スタッフが一人の利用者さんの困りごとに本当に丁寧に寄り添い地道な支援を続けた事例を読んで、「目に見えない、形に現わせられない大切なものを、相手の心にあたたかく届けられる手段」として事例集は大きな役割を果たしてくれていることを感じました。

 自分らしい成長のためには、ほどよいペースで自分がいいと思ったインプットとアウトプットを行っていくことが大切だと思います。支援現場のインプットと言えば、パッと「本を読んだり、研修を受けたり、見学に行ったり」といったことが思い浮かびます。そして、アウトプットはなにより現場での実践だと思います。

 しかし、ただただ現場での実践だけで自分を振り返れるかと問われると、自分自身「うーむ、できていなかったかも…」と思うのです。ここで大切なのは「どんな実践をしたか」というアウトプットだけではなく、「その支援を通して何を感じ、何を学び、これから何を大切にしていきたいのか」という面でのアウトプットなのだと感じます。そして、自身を振り返るアウトプットとしても、この事例集が大きな役割を果たしてくれているのだと感じました。

 よく人形とかでも昔からあるものには魂が宿るみたいなことを言いますが、こういった取り組みや制度も長く続けていけば、何か仲間のようなそんな関係になってくるように思います。これからも事例集さんに助けてもらいながら、その人らしいアウトプットを続けていければと思っています🌞

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