🌹大切にしたい専門性のかたち🌹

 1月14日(金)、ZOOMで公開講座を行いました🌼篁一誠先生と角田みすゞさんに「コロナ禍における自閉症の方の理解」というテーマでお話し頂き、27名の方が参加して下さいました。篁先生、角田さん、ご参加頂いた皆さま、穏やかな時間を共有してくださって本当にありがとうございました。

 篁先生が「いわゆる問題行動と呼ばれるもの、それはその方の意図が汲み取れていないからそういう捉え方になるのだと思います。何をしようとしているのか、意図は何なのか、そこを見るための行動観察がとても大切なのだと思います」というお話をして下さいました。

 ちょうどこのzoom研修の受付をしているときのことだったのですが、自分宛に電話がかかってきました。自分はいくつかのことを同時に行うのが本当に苦手で、「今この受付以外のことをしてしまうとしんどくなってしまう、この研修の司会進行が優先だ」という考えが頭に浮かびました。電話の相手の方には大変申し訳なかったのですが、今は出られませんと電話をとった方に伝えて頂きました。

 この行動もパッと見は「zoomの受付をしながら電話を出ることくらい『普通は』できるのに、困った人だ」というふうに捉えられることもあると思うのです。でも、自分のペースを守る必要があって、それにそった判断ができたという点ではなんというか自信がつきました。

 僕はこんなふうに「こんな意図で、そんなふうにしました」ということを表現できますが、自閉症の方の中にはそれが難しい方がおられます。その方をゆっくりと見守りながら「こうなんじゃないか」「あれをしたいんじゃないか」と意図を共有しようとする姿勢を持ち、少しでもその方の思いに近づけること、それが『自分が大切にしたい専門性』なのだと感じます。

 どこまで行っても自己満足になってしまうのかもしれませんが、大切にしたい専門性について考え、自分の生き方にもそれを反映させていくことができるこの仕事に出会えたことに改めて感謝の気持ちを持った一日でした🌹(小池)

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