先日、作業エリアをまわっていると、穏やかな音楽が聞こえてきました。部屋をのぞくと、壁に穏やかな海の映像が映し出されていました。
担当のスタッフNさんに話を聞くと、作業も終わりの時間に近づいてきたので、みんなが気持ち穏やかに休憩できるように映像を流している、ということでした。一日作業をがんばって、終わりの時間に穏やかな気持ちで過ごすことができる、とてもいい取り組みだなぁと思いながら、話を聞いていました。
Nさんはこの4月に育児休暇から復帰して作業グループの担当をしているのですが、「先輩方が、利用者さんが自立的に活動できるように支援を組み立ててくれたんだな、ということを感じますね」ということを仰っていました。35年前の開所以来、諸先輩方が途切れずにバトンをつないで下さり、今、Nさんがまたひとつ支援を積み上げてくれている、それはすごいことだな、と改めて感じました。
僕は入職して20年なのですが、その間支援をつないでくれた方々の顔が浮かびます。「あんなこと、こんなことあったなぁ」なんて、思い出話をみんなでしたいなぁ、などと感じた一日でした(事務員 こいけ)